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HDD/SSD負担を減らす仮想メモリ最適化
さて、ソフトウェア観点というよりも、どちらかと言えば今回は、ハードウェア的な視点から、この厄介なOS、Windows 11 Home/Proを設定して行きたいと思いますー。
通常、ページファイル(ページングファイル)というものは、Windowsの仮想メモリと呼ばれているものです。この、半導体RAMが32GB以上、充分に積んであって、この、毎回HDD/SDDにアクセスしに行く仮想メモリへのアクセスが、微弱か、それともゼロに出来れば、HDD/SDDに頻回アクセスせずに済みますよね?
つまり、どういうことかというと、RAMが満杯になると、使われていないデータをpagefile.sysに一時退避します。これを最小化すれば、RAMが優先的に使われます。
ページングファイル(pagefile.sys)を、カレントドライブ(例えばC:¥)からゼロにした結果
これをやるにはどうするべきか。でも、いきなりハードディスクを0GBにしてしまうのもどうか。それを最初からやるには危険過ぎるので、じゃあ1GBだけ仮想メモリをHDD/SSDに残すなら安全かも、という按配です。
1)検索バーから(MS-IMEで)「システム」>「バージョン情報」に入って中程の「システムの詳細設定」
2)システムのプロパティ>詳細設定(タブ)>パフォーマンス(設定ボタンを押下)
3)その中の「パフォーマンスオプション」>「仮想メモリ」の変更ボタンを押下します
4)仮想メモリの上から「チェックを外す」「1024MB-1024MB」(1GB固定)にしといて「設定」>「OK」で、システムダイアログから「再起動しますね?」みたいな指示に従います。
5)【上級者向け】正直これを「ページングファイル なし」に出来なくはないけれど、初心者さんには余りオススメ出来ません。ハードウェアの回復に自信がある方だけにオススメします。
こうにも出来なくはないけれど、1)システムログファイルが保存出来ない(つまり、システムクラッシュ時の診断ファイル(メモリダンプ)が作成できなくなるため、問題解決が難しくなります)ので、会社や学校のPCでは絶対にオススメ出来ない点。2)動作に問題が生じた場合の回復・復旧が出来ない方にはあまりオススメは出来ない、ということなんです。
そして、どの道、最初の起動時には、5~10分程度、HDD/SSDのシステムファイル一式をRAMに書き込む(SuperFetchの自動安定にかかる時間を要する)ので、手出しせず、せいぜいタスクマネージャ程度に留めておくこと、様子を伺うことです。
なので「最初っからディスクドライブフル稼働中やないかい!」とどうかお怒りになさらずに、長い目で見ていただいていれば、上図のように、ディスクドライブフル稼働になりっ放しじゃなく、落ち着いて来ますよー。
僕の環境(Chromeとタスクマネージャーのみ)での、その後のメモリ使用率(Chrome、タスクマネージャーのみ)
大体、20~30パーセントが、基礎的なシステム領域に取られ、後の70パーセント以上が今のところフリーということなんです。システムメモリの自動管理でも充分な場合もありますが、ゲームや重い作業時には、この固定設定をお試しあれ。128GBのRAMを積んでいるゲーミングPCなどで、システムのプリフェッチ(フェッチとは、ここではシステムがシステムメモリを読みに行くことを指します)の時間短縮にもなります。
【追記】
もし「やっぱり、システムの調子が具合悪いから、なんとかして」という場合には、元に戻して再起動をかけましょう。
ではでは(・∀・)ノ
パソコンのお医者さん 怖ければC:¥ドライブに1GBは残す ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝
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