なぜIT(情報工学)を勉強するかって? まあ、極論から言わせてもらえば「明日のご飯を食べていく手段なんだろう」って思う。プログラムやネットワークを組むなどの仕事を通じて、他の一般市民の役に立つことなんだろうと思う。野暮なことを訊くなよ、おい(笑)
TeckTarget Japan/プログラミング学習者の「97%」が“心折れた” 最大の障壁は?
そして、初学者のほとんどが「何のためにこんなことを学んでいるんだろう?」さあな(笑)おれは、工業高校・情報技術科までしか学問ってしていないんだけど、いつも講師(工業科の講師)から口酸っぱく言われ続けたのが「お前ら! これはお前らの明日の飯の種だよ!」って言われたことがありました。最初は何のことか理解できない。なんだ「飯の種」ってよーって、半ば、訝しげに話を聴いていた。だけど、今ならわかる。55歳オジンになった今ならわかる。
簡単な話が、明日の飯の種になる、つまり、そのスキルを学んで、それを新たなキャリアにしていくことで、おカネを稼ぐことだろう? それを武器に、働くために、まず学ぶんだ。わかんねーことは誰か知っている人に訊くんだろう? 何のために? じゃあ、誰のために勉強するんだろう? 明日のお前さんの給与にしていくことなんだろうと僕は思う。
生成AIは、長いプログラミングをさせようとすると、ともすればハルシネーション(幻覚)を起こす。生成AIが完璧か、と言うと、正直言ってまだ人智を越える……つまり、シンギュラリティーを迎えるところまでは、まだ未発達だ。
それに、例えばプログラムの中でインクリメントやデクリメント(変数から1づつ足したり引いたりすること)の式の中で、方程式と思って捉えちゃいけない概念がある。それが「A=A+1」なんだろうと思う。これ、学校で方程式をバリバリ勉強してきた人間にとって、理解しがたい概念だろうな? つまりこれは「Aという変数に1を足してから。Aという変数に変数の値を代入する」って意味だよ! つまりそういうことだよ! これを仮に、方程式だと思って解こうとすると、いきなりドツボにはまって、進めなくなる。つまり、この先の処理が理解できなくなり、解けなくなる。
まずは、これは方程式である、という概念を一旦捨てることだ。妙な先入観があると、プログラミングなんて出来なくなる。
そして、プログラミング講座をやっている会社そのものも「済みません、55歳定年制なんで、講師の募集は行っておりません」って門前払いすることが、却って生徒さんの成長を阻害している。なんでも生成AIが教えてくれるとは限らない。君らが大好きな「ChatGPT」は多くを語りたがらない。プログラミングの正解はすぐに出してくれるけど、じゃあ、なぜそういうアルゴリズムになったのか? なぜそういう書き方になるんだろうか、というところまでは、余り詳しくは教えてくれないだろう。これは経験則を積んだ講師から口づてに教わらないと理解が進まないからなんだろう。
何でもかんでも「ChatGPT」なんだろうと思って、ドラえもんを頼るかのように飛びつくと、それが流行だからと頼ると、一度は痛い目に遭いますよ。それに、そういった「何のために、どうやって学ぶのか」ということを、もっと真剣に考えた方が、スクールのためにもなる。ものを教える熟練の技術を持っている、一度引退せざるを得なかったエンジニアを、そういうスクール(予備校)に講師として再雇用するべきだと、おれは思うよ。
ではでは(・∀・)ノ
パソコンのお医者さん 初学者には職人のアシストが必要です ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝
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